つるし飾りは、昔から子供や孫の幸せを願って作られてきました。
紅白の輪につるされた飾りは、一つ一つに意味がある縁起ものです。思い出の和布で母や祖母が縫いあげてできたつるし飾りを、女の子の無事な成長を願いひな壇の両側に飾ります。
三角
香袋。薬袋ともいいます。お香は貴重品で薬代わりでもありました。
でんでんだいこ
太鼓はおめでたいもの。幸多きことが増えますようにという願いが込められています。
這い子人形
這えば立て、立てば歩めの親心。子供の健やかな成長を願う意味が込められています。
俵ねずみ
ねずみは金運もあり、霊力があると言われています。子供を沢山生んで働き者になるように、俵は五穀豊穣の意味が込められています。
巾着
巾着はお金が貯まるように、お金に不自由しないようにとの意味。
もも
桃の実は女性を象徴し、女の子の厄払いとも言われています。
唐がらし
唐がらしは虫除けの効能があります。娘に悪い虫がつかないように。
ぞうり
ぞうりは足が丈夫になるようにという願いが込められています。
花
花のように娘が可愛くなるようにという願いが込められています。
糸巻き
お裁縫が上手になるようにという願いが込められています。
第6回つるし雛まつりの様子
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